犬と犬と猫と読書と。

犬と犬と猫との生活と、読書の感想など。

「ちまみれ家族」津原泰水(日本SFの臨界点[怪奇篇] ハヤカワ文庫)を読んだ。

畳みかけるような語り口は町田康の小説や昔観た石井克人の映画(「PARTY7」かな?)を、匂ってくるような血まみれの描写は園子温の映画をなんとなく思い出した。 話はむちゃくちゃだけど、思わず声をあげて笑うこと何度か。 この作品については、今度、津原…

「箱の中」木原音瀬(講談社文庫)を読んだ。

www.amazon.co.jp 一般書として売られてはいるものの、元はBLレーベルで売られていた作品ということで読んでみた。一般作品の中に紛れているBL風味な作品が好きなので。「同行二人 特殊潜航艇異聞/井上武彦」や、「聖なる黒夜/柴田よしき」なども大変楽し…